個人的にこの漫画がすごい!!2018年 ベスト3大発表
今年自分がツボにハマった漫画ベスト3です。
どれも最高傑作なのでマジで読んでほしいオススメ神作品です。
第3位
ダーリンは70歳 /西原理恵子
イエス高須クリニック!でお馴染みの高須克弥と
漫画家の西原理恵子のカップルのほんわかエピソード漫画なんだけど、ぶっ飛んでるけどほっこりしててマジで最高。
わたしこの西原理恵子って漫画家がめちゃくちゃラブで、毎日かあさんも全巻持ってるし、出してる本ほとんど読破してるんやけども、西原理恵子の人間の大きさと愛情の深さがものすごいとりあえず。
ゲスいジジババやな(笑)ってシーン7割、感動で泣くシーン3割の笑いあり涙ありの名作ですこれは。
今はダーリンは73歳だったかな?!
まだまだ続いていってほしい。
第2位
血の轍/押見修造
楳図かずお好きなやつとりあえず黙ってこれ読んどけやぁあああ!!!!!
と叫びたくなるぐらいに痺れる、平成の楳図かずおこと押見修造大先生の話題作、血の轍が堂々2位にランクインです。
この漫画、とりあえずヤバイんです。
ジャパニーズホラーよりもジャパニーズホラーなんです。
別に怪物とか怪奇現象とかのオカルト的なもの出てきたりするわけじゃないんですけど
結局、人間がマジで1番ヤベーーよな・・・
って改めて考えさせられる作品です。
簡単に言うと、息子が好き過ぎて頭おかしい母親と、マザコンの息子の話なんですけど
だんだん息子の方が
『ちょっと自分の母親マジでやばくね?』
って気づいていく話なんですけど、その通過が怖すぎて痺れます。
それでまたこの主人公の母親の静子が
めっちゃ美人ママなんですよね。
どうやら暗い過去がありそうな感じです。
美人とホラーってセットなのは暗黙の了解なのかな。
これ母親がおデブちゃんママだったら全然怖い話じゃないのに、美人ってだけで恐怖度300%増しになるの、なんでやろ。
この絵柄で怖さ伝わると思うんだけど、
とりあえず押見修造の画力が半端ない です。
ナレーション的な吹き出しが無い、スクリーントーンもほとんど使われていない漫画で、細々とした会話もそこまで無い漫画なんですけど、これほどの恐怖を生み出せるのはこの逸脱した画力のせいだと思うんですよね。
恐怖を煽る表情、コマ割り、髪の毛1本1本の細部まで手を抜くことなく完璧に描かれているからこそ与えることができるこの圧倒的な恐怖観にやられている人多数だと思います。
漫画からこの母親が飛び出してきそうなぐらいリアルに描かれてて、例えるとテレビから貞子が出てくるシーン的な恐怖。もう恐怖しかない。
これはヤバイっしょ。
今たしか4巻まで出てるんだけど、いやーな感じに物語がゆっくり進んでいってて不気味すぎる。
もうこの漫画の結末が最悪しか考えられないんだけど、おしっこ漏らしそう。そして怖くてトイレに行けないっ!
この漫画は寝る前に読む漫画じゃない。
明るい昼間に読まないと精神に異常をきたします。
第1位
岡崎に捧ぐ/山本さほ
最初に言っておくと、
この漫画はだいたい昭和60年〜平成2年生まれぐらいのアラサー陣が読んだら懐かしすぎて昇天します。
そして昭和63年生まれの30歳のアラサーミミちゃんは懐かしすぎてノスタルジーの渦に溺れまくってます。
主人公の山本さほさんが、転校した先で出会った女の子の岡崎さんとの仲を20年に渡って描いたもので
現代版のちびまるこちゃん?!?!
って突っ込みたくなるようなほんわかエピソードのオンパレードなんですけど
ちびまるこちゃんと違うところは、みんな大人になっていくところです。
今じゃもう忘れかけていたあの頃の
楽しかった夏休みを思い出させてくれるような
こんな漫画を世に出してくれて心からありがとうございます!こんな漫画が読みたかったんです!!
と一筆ファンレターを書きたくなるような作品でした。
小学生の頃ってさー本当に何が楽しかったのかわからないけど、毎日キラキラしてて無敵だったよね。
漫画クラブに入ってたこと、マリオペイントが大好きだったこと、いつもおちゃらけててふざけてたところとかえ、まって、これ主人公わたしちゃう? ってくらい主人公が自分だった。
そしてアラサー世代はみんなそう思うと思う。
そしてみんな大人になっていく中で
なんだか自分だけ子供のままで取り残されていくあの感じ。
自分はずっと小学生のあの頃の自分となんら変わりない。変わりたくない、気持ちもちょっぴり。
5巻完結で先月終わったんだけど、5巻読んで大号泣いたしました。
やっぱ実話漫画はリアルで泣けるねぇえー!!!!
東村アキコのかくかくしかじかも毎回読む度に泣いてるし。
キラキラした宝物のような思い出の箱を開けたい人、この漫画読むべきです。今年の最高傑作です。
一緒に大号泣しましょ。びえーーーーん
以上なんですけど、やっぱ思ったのが漫画は漫画でもヒューマン的なやつが1番好きで、好みが偏りまくってるなぁーと感じます。
夢と希望あふれる冒険ファンタジー系よりも
胸ときめくキュンキュン恋愛系よりも
平凡で理不尽な日常の中にでも小さな光を探しながら生きるヒューマン系がマジで好きなんだなぁと確信しました。
闇金ウシジマくんとかね、サラリーマンの島耕作とかね、毎日かあさんとかね、もうツボすぎ。
でももっと幅広く漫画を楽しみたいので、来年は普段読まないようなジャンルももっと読んでみよーっと。
で、この漫画たち全部同じ漫画雑誌のスペリオール発だってこと今知ったんだけど、スペリオールわたしの趣味わかってるわーーさすが小学館は良い仕事してますねぇー!!!!
完。
by lovwtt33 | 2018-11-21 12:11